足尾銅山の足尾環境学習センター見学
2014.10.15
足尾環境学習センターを見学しました。足尾銅山は400年の歴史。坑道は1234キロ東京博多間に相当。江戸時代は寛永通宝など銭生産で、明治期から昭和48年までの古河製錬所時代は日本の近代化に貢献しました。いっぽう渡良瀬川鉱毒問題では日本の公害の原点となり田中正造の活動が展開されました。製錬所の亜硫酸ガスは松木村など近隣住民の生活と山を破壊し、現在も治山作業が続いています。学習センターは、砂防ダムのしたにあり歴史や一度失った環境の回復のむずかしさを伝えています。台風19号の大雨は、砂防ダムをごうごうと越えていました。みどりが回復して来たといえ、雨は山にたくわえられること少なくながれていきます。以前よりは緑が増えてるとのこと。足尾銅山ないの坑道はトロッコ電車で見学できます。松木村無縁仏。廃業した製錬所エントツは文明社会の明暗を浮かびあがらせています。